皆様からのご質問にお答えするコーナーです。
下記の剤形別一覧を、ご参照ください。
煎じ薬
葉っぱや根っ子を寄せ集めて、その効き目を考慮して配合調整したもの。
煎じる手間がありますが薬本来の効き目が欲しい方、病状が思わしくない方には効果が高くお勧めです。ご自身の体に合うか合わないかも判断がつきやすいのが特徴です。
散剤
処方名の最後に「散」とつくものは、生薬を粉砕したものをそのまま服用するのが本来の飲み方です。
粉にして服用するのには理由があって、これもその方が効き目が良く、本来の効き方を示してくれます。婦人向けの薬などに多く用いられます。
丸剤
生薬を粉砕した散剤を蜂蜜などで練って粘土状に丸めたもの。お酒で服用するなど、処方毎に定められた服用方法があります。
丸剤にすることにより、体内で凝り固まった病原を解きほぐし、滞りを流してくれます。
瘀血と言って様々な病気の原因を治してくれます。
エキス剤
煎じた薬液を薬剤で固め、顆粒状に砕いたもの。又はコーティングなどをして飲みやすくした製剤。
インスタントコーヒーと一緒で手軽ではありますが、薬本来の効き目や風味がありません。軽症の方、その処方の効き目を充分に分かった方、プラスアルファでの服用や持ち運び用に考えた方が良いでしょう。
薬用酒
お酒に抽出させた製品もあります。また、ご自宅で薬用酒を浸ける処方もご提案します。味などご希望をお聞かせください。
薬用酒を浸けるために調合いたします。ホワイトリカーや日本酒、焼酎などお好みのお酒に一定期間浸してからお酒として服用します。体調、体質や服用目的に合わせて調整しますので、お気軽にご相談ください。
完全に空腹時が良いとも限りません。食後一時間くらいしてから服用した方が効く人もいます。また、消化剤として使用する場合は食直後に飲む人もいます。人それぞれ体質や病状に合ったタイミングがあります。拘りませんので色々試してみて、あなたの感覚で一番良さそうな時間でかまいません。あるいはライフススタイルなどに合わせて飲みやすい時間帯でも良いと思います。
お料理などと一緒です、水の量や煎じる時間などは多少増減してもかまいません。先ずはお口に合う濃さに仕立ててください。服用する分量も、半分にしたからと言って効き目が半分になったりはしません。逆に倍飲んでも倍は効きません。煎じ終わった薬液を3等分から5~6等分にして、1日2~3、4回病状に応じて服用してください。残った薬液は冷蔵庫に入れて保管し、1回分ずつ電子レンジや湯煎をして温めて服用してください。きちんと作成したものであれば、冷蔵庫で7~10日くらいは日持ちします。またその日に飲むのなら小さな薬瓶に入れて持ち運んでも良いでしょう。その時は常温でお飲みください。